アイ,ロボット/I, ROBOT

Director:アレックス・プロヤス
Cast:ウィル・スミス、ブリジット・モイナハンブルース・グリーンウッド、チー・マクブライド、アラン・テュディック、ジェームズ・クロムウェル、シア・ラブーフ、エミリー・テナント、ジェリー・ワッサーマン、エイドリアン・L・リカード
時は2035年。町中にUSロボテックス社製の家庭用ロボットが普及して、生活に必要不可欠となっていた。ある日、USロボテックス社に勤務するロボット工学のラニング博士が謎の死を遂げる。その死に不穏な動きを察知したシカゴ市警のスプーナー刑事は、博士が開発したNS−5製ロボットに疑いの目を向ける。しかし、捜査に協力する同社のロボット心理学者スーザン・カルヴィン博士は〝ロボット3原則〟によりロボットが人間への危害を加える事は有り得ないと主張する。

最初は能面みたいで怖かったNS−5型ロボット〝サニー〟ですが、観ている内に表情が豊かになって来たのは意外でした。人間の様に大げさに表情が変わる訳じゃないのですが、微妙な変化であんなにも気持ちを伝える事が出来るなんてCG技術も進歩したのですね。でも、あの顔のデカさには笑ってしまいました。白いから余計に膨張して見えるのでしょうか。長いんですよ。それに、顔が小さいウィル・スミスと並ぶとデカさが際立って見えるのですよ。もう少し上下を詰めた方がええのに。横から見るとそうでもないのですけど。それと警察達に追われた時に、壁にくっつきながら登るサニーの動きはどうにかならなかったのでしょうかね。スパイダーマンを彷彿とさせて、なんだかロボットには見えなかったですよ。

スプーナー刑事演じるウィル・スミスっていい体してますね。思わず見とれてしまいました。帽子被って寝るって事を違和感なく出来るのは彼だけですよ。違和感があっても半裸なので許します。やっぱり鍛えた体って美しいですよね。これを観れただけで満足してるのは私だけでしょうか。
ストーリーは私が思っていたのとは違っていました。〝コンピューターはゴーストを持つのか?〟との命題がこの映画の核ですが、私には正直言って難し過ぎます。だから誰もが理解出来るであろう位のレベルでストーリーが進んで行きますので、取り残されずに良かったと思いましたよ。だからこそ、ウィル・スミスのアクションなんかも純粋に楽しく観る事ができましたしね。SFマニアの知人曰く〝もっと突き詰めて欲しかった〟らしいですけど。私レベルにはこれ位が十分です。

2005/03/14

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