白い恐怖/SPELLBOUND

Director:アルフレッド・ヒッチコック
Cast:イングリッド・バーグマングレゴリー・ペック、レオ・G・キャロル、ウォーレス・フォード、ロンダ・フレミング、マイケル・チェコ
ヒッチコック監督のサイコ・スリラー。病院にやって来た新しい院長バランタインは、白地に縞模様が描かれているのを見ると発作を起こす性癖の持ち主だった。本来なら、彼ではなくエドワーズ博士が新院長になる筈だったのだが、エドワーズ博士が行方不明の為に急遽、彼に決まったのだった。ある日、エドワーズ博士が行方不明になったのは、バランタインの仕業に違いないとの噂が広まるのだが・・・。


イングリッド・バーグマンは、ため息が出るほど美しいです。美貌とは当に彼女の事を言うんですよ。飾った美しさではなく、内面から滲み出る美しさですよね。同じ女としてこうも違うものなのかと思ってしまいますよね。昔の女優ってアンニュイな雰囲気を持ってる人が多いじゃないですか。ノスタルジックな感じって言うんでしょうか。今の女優さんってこんな雰囲気を持ってる人なかなかいないですよね。昔と今は流行も違うのだから仕方ないのかもしれませんが。
バランタイン博士を演じるのはグレゴリー・ペック。もう、どこまでも美男美女です。そりゃ、こんな2人が恋に落ちない訳がない。一目惚れも頷けますよ。
だって、これですよ。
 
男前でしょ?当に王道ですよね。「ローマの休日」の時よりも痩せているので、更にセクシーです。
晩年の彼はこれ。
 
面影すらないじゃないですか。時とは無常なものです。
因みにイングリッド・バーグマンの晩年はこれ。
 
普通のおばさんですね。整形お化けじゃないって事ですよ。そりゃ、ちょっとぐらいはいじってるのかもしれないですけど。
ストーリーはそんなに面白くないですよ。最初っからグレゴリー・ペックが犯人じゃないってわかりますし。でも、この映画はストーリーよりも彼らを観賞する映画なので私は満足でした。

2006/04/18

白い恐怖 [DVD]