郵便配達は二度ベルを鳴らす/THE POSTMAN ALWAYS RINGS TWICE

Director:テイ・ガーネット
Cast:ジョン・ガーフィールドラナ・ターナー、セシル・ケラウェイ、ヒューム・クローニン、レオン・エイムズ、オードリー・トッター、アラン・リード、ジェフ・ヨーク
J・M・ケインの小説の映画化。流れ者フランクは求人の張り紙を見て、国道沿いのレストランで働く事にした。経営者兼店主は年寄りだが、彼の妻は若い美貌の持ち主だった。フランクは彼女にそそのかされて、店主を殺害する計画を企てたのだった・・・。


最初に観たのはジャック・ニコルソン主演のリメイクでした。キッチンでのセックスシーンだけがやたらと話題になっていましたが、この作品ではその手の描写はないですし、暴力シーンも控えめです。1946年の作品だから当然ですね。
観る前は〝郵便配達人と不倫する話しで、合図としてベルを二回鳴らす〟と勝手に思い込んでいました。でも、何人かは私と同じ事を思ったに違いないです。だって、そんなに奥が深いタイトルだと思ってもみなかったから。しかし、なんて短絡的な発想なんでしょうかね。恥ずかしい限りです。
ラナ・ターナーって聞くと思い出すのは、彼女の愛人であったギャングのジョニーを彼女の娘が包丁で刺殺したって事です。このスキャンダルがずば抜けて有名で、もちろん彼女は女優として超有名なのですが、私には顔と名前が一致しない程度の認識でした。当然、とても美しい人なのは言うまでもないのですが、この映画ではフランクのインパクトが強くって脇役って感じでした。
サスペンスタッチでストーリーは進んで行き、結末まで目が離せませんでした。昔の映画ってセットが安っぽかったり、カメラアングルが単調で退屈したりするじゃないですか。でも、この映画はそんな事は全然ありませんでしたよ。

2006/04/16

郵便配達は二度ベルを鳴らす 特別版 (1946年版) [DVD]