コンフィデンス/CONFIDENCE

Director:ジェームズ・フォーリー
Cast:エドワード・バーンズレイチェル・ワイズアンディ・ガルシアダスティン・ホフマンポール・ジアマッティ、ブライアン・ヴァン・ホルト、フランキー・G、ロバート・フォスター

詐欺師達が大金を巡って騙しあいや駆け引きをするクライム・サスペンス。
若き詐欺師ジェイクは仲間達とライオネルから大金を騙し取る。しかし仲間の一人が殺害され、彼らはその大金はギャングのボスであるキングのものだったと知る。ジェイクはキングに詫びを入れたが、キングは彼の詐欺の腕前を買い500万ドルの詐欺を実行する様に命じた。

〝ラスト10分――気づいたときには ダマされる〟の公開時コピーにまんまと騙された私。映画じゃなくコピーにですよ。それに予告も面白そうだったので。それこそ大掛かりな詐欺じゃん。
「マッチスティック・メン」の様な騙され映画を期待していたのですが。残念なお知らせです。それに出演しているのが、アンディ・ガルシアダスティン・ホフマンポール・ジアマッティですよ。癖のある、そうそうたるメンバーじゃないですか。期待せずにどうするって感じでしょ。それなのに・・・。
この映画、どこまでもつまらんと言う事はないです。ただ、初手から結末がわかってしまうのですよ。それは致命的ではないかと。少なくとも推理小説を読む前に犯人を教えられると憤りを覚える私にとっては。別に犯人が判ってもええと言う人には、普通に楽しめるのではないでしょうか。
だいたい、ダスティン・ホフマンはそこそこ出てくるのですが、アンディ・ガルシアなんかほとんど出てこない。それなら、最初っから特別出演ぐらいの事を書いときゃええのに。なんだよ。それに、あの役をアンディ・ガルシアにさせた時点で間違ってますって。インパクトあり過ぎ。それに、ダスティン・ホフマンはギャングの大ボスには全然見えない。だって、ストリップクラブのチンケな経営者ですよ。ただのカプチーノ飲んでる変な親父ですって。
最初の演出がタランティーノばりだったので、このまま進むのかと思いきやなんだか中途半端な感じでしたね。
で、私には500万ドル詐欺の方法がいまいち理解出来ませんでした。銀行家を騙すってのは私にも判ったのですが、騙す為の彼らの説明がちっとも判らない。そこだけ2回観たのですがそれでもさっぱり。私の理解力がない所為でしょうかね。そんな奴に面白くなかったと言われたくないでしょうね。
2005/02/22
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