ガール・ネクスト・ドア/THE GIRL NEXT DOOR

Director:ルーク・グリーンフィールド
Cast:エリシャ・カスバートエミール・ハーシュティモシー・オリファントジェームズ・レマー、クリス・マークエット、ポール・ダノ、ティモシー・ボトムズ
「24」のエリシャ・カスバート主演の青春ラブコメディ。高校三年生のマシューは生徒会長で真面目な人生を送って来た。そんな彼の近所に美しい女性ダニエルが引越して来たのだが、彼女はなんとポルノ女優だった。

キンバリーが出ているから観ようと思っただけなのです。キンバリーが出てなかったら絶対にレンタルしていなかっただろうと思います。もうちょっと出演する映画を選んだら良いのに。私は途中で2回ぐらい意識を失いました。気が付いたらエンドクレジット。気が付いたらスクリーンセーバー。劇場公開されなかった意味が痛過ぎるほど納得出来ました。こんなに眠たくなったのは「バレット・モンク」を観た以来です。あれも、眠かったです。
ストーリーは単純そのものです。あえて書く必要もないぐらい。私は「アメリカン・パイ」や「ポーキーズ」の様な映画を想像してたのですが、それとも違う。上記の映画の様な内容でありながら、妙に主人公2人の心の成長を描いていてそれがすごく中途半端。それならば最初に主人公の人物設定をきっちりとしておかないと。主人公のマシューは頭脳明晰で真面目との設定なのだけれども、初対面の女性とドライブに行って、いくら覗き見を知られた弱みを握られているからって、道路の真ん中で裸になれって命令させて拒否しないっておかしいでしょ?それはストリートキング大好きか、馬鹿ですよ。普通はそんな事しないでしょ。だから、バカエロ映画かなと思ったのですよ。初手からこうだったので。それなのに途中から妙にシリアスになってしまって。笑えないし主人公達に感情移入も出来ないし。
どれかに絞れば良かったんですよね。バカに徹するかエロに徹するか。はたまたエロバカ映画に徹するか。どう考えたってこの手の感動エロバカ映画ってありえないですよ。そもそもこの映画の売りは「24」のエリシャ・カスバートがポルノ女優役にって所にある訳ですよね。それにしては彼女が脱ぐシーンもなけりゃ、もちろんその手の演技をするシーンもたいしてない。あの演出では、ちょっと怪しいバーのダンサーかレースクィーンって感じですよ。彼女以外の女性の方がばんばん脱いでましたしね。その辺りも中途半端な所以です。
だいたい彼女って演技が上手って訳でもないし。「24」が売れたから旬な時に彼女主演でって事でしょうけど、それにしてはお粗末な映画ではないかな。余談ですけど、私は彼女の金髪にどうしても違和感があったのです。「24」のセカンドシーズンでしたっけ?でいきなり金髪になったでしょ。全然似合ってね〜と思っていたのですが、この映画では妙に似合ってるのですよ。なんならパツキン以外考えられないぐらいに。髪の色も髪型ってよってすごく変わるのですね。勉強になりました。

2005/04/15

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