アビエイター/THE AVIATOR

Director:マーティン・スコセッシ
Cast:レオナルド・ディカプリオケイト・ブランシェットケイト・ベッキンセイルジュード・ロウアレック・ボールドウィン、ジョン・C・ライリー、アラン・アルダイアン・ホルムダニー・ヒューストングウェン・ステファニーアダム・スコットウィレム・デフォー
アメリカの大富豪ハワード・ヒューズの半生を描いたドラマ。若くして父親の石油掘削機の事業を引き継いで大富豪となったハワード・ヒューズは、莫大な財産を投じてスカイアクション映画「地獄の天使」を製作する。記録的なヒットにより彼はハリウッド・セレブの仲間入りを果たす。その後もヒット作を連発し、その上、航空会社を買収して自らの操縦で世界最速記録を更新する。

映画館で始めてディカプリオが出ている映画を観ました。私はディカプリオがあまり好きではないので。めちゃくちゃ嫌いぢゃって事もないのですよ。そこまで嫌ってはないです。〝高いお金払ってまで観る価値もなかろう位の好きではない度〟だと思っていただければ。それに、ディカプリオを観ると必ず思い出すのが〝オリコカード〟のCM。〝デカ(刑事)プリオ〟の役だったのですがご存知ないですか?〝しゃべりタランティーノ〟ばりでしたよ。それにしては、彼の出演している映画はかなり観てると様な気がするな。本当は好きなのかな?いやいや、そんな事はないです。
映画館まで足を運んだ理由は、助演女優賞に輝いたケイト・ブランシェットを観るためです。キャサリン・ヘプバーンに凄く似ているとの事でしたが、私は本物のキャサリン・ヘプバーンをあまり知りません。その事に観に行ってから気が付きました。ちょっと脳みそのしわが足らん行動です。わかったのは本物キャサリン・ヘプバーンってあまり上品な話し方をする人ではないって事ぐらいでした。
しかし、ディカプリオとケイト・ブランシェットって恋人同士には見えない。せいぜい、弟って感じ。彼の童顔がそうさせるのか、彼自身にそこまでの迫力がない所為なのか。この辺りがオスカーを逃した理由の様な気がしなくもないです。確かに、ハワード・ヒューズはやんちゃで傍若無人って感じがするので、その点からすれば彼の演技は素晴らしいと思います。が、それはハワード・ヒューズの上っ面の部分だけの事。いざ、内面になるとディカプリオでは軽薄過ぎる。彼の必死さが演技ににじみ出ているので、なんだか可哀想でした。
だからと言って、面白くなかった訳じゃないです。かなり上映時間が長いのですが退屈する事なく、予想以上に楽しめました。さすがマーティン・スコセッシ監督。大金を投じてるだけあって、映像に迫力があり出演者も豪華。ジョン・C・ライリーがあまり出て来なかったのは残念でしたが。アレック・ボールドウィンを見ると思い出すのがジョン・トラボルタ。反対もしかり。彼らは何処まで膨張していくのでしょうか。
実際のハワード・ヒューズってこんな人だったのですね。

なかなか男前じゃないですか。

2005/04/19

http://www.aviator-movie.jp/