ツイステッド/TWISTED

ネタばれ注意!ネタばれ部分は伏字になってます。

Director:フィリップ・カウフマン
Cast:アシュレイ・ジャッド、ミュエル・L・ジャクソン、アンディ・ガルシアデヴィッド・ストラザーンラッセル・ウォン、カムリン・マンハイム、マーク・ペルグリノ、タイタス・ウェリヴァー、D・W・モフェット
サンフランシスコ市警殺人課で始めての女性捜査官になったジェシカ。彼女は優秀であったが子供の頃のトラウマと仕事のストレスで、深酒をしたり行きずりの男と一夜限りの関係を結んでいた。そんな時に連続殺人事件が発生し、その被害者はジェシカと関係した男だった。

なんでしょうね、この映画は。全く面白くないじゃん。懐かしいサンフランシスコが舞台なので期待していたのですが、それに関しては満足です。有名所は網羅していたんじゃないかな。それに、雰囲気も出ているのだから面白い映画になる筈なのに。これだけの舞台装置を揃えながら肝心のストーリーがなってない。この手の映画の醍醐味は犯人は誰かって所だけにある訳じゃないですか。なのに、あまりにも複数の人間を怪しく見せすぎたりして不自然極まりない。だから、その反面あまりにも怪しくない人物が犯人って主張している様なものですよ。そんな人物って1人しか出て来ないし。なんだよ〜。
それに、アシュレイ・ジャッド演じるジェシカって鋭い観察眼の持ち主って設定でしょ。それなのにワインを飲んだら毎回の様に不自然に気を失ってしまい、その日に限って殺人が起こっているのだから気が付かないのがおかしいじゃない。いくら深酒しているって言っても、酔いが回ってるのか薬物かの区別ぐらいつくだろうに。だいたい、そのシーンも執拗に繰り返し過ぎで退屈。それにしても、ジェシカの男の趣味って悪いですよね。彼女はきれいだしスタイルも良いのだから、もう少しましな相手を選べばいいのに。もったいない。

一番の謎は犯人の動機。私には全く解らなかったです。あの人が犯人なら色んな動機を設定出来た筈なのにね。それにしてもアンディ・ガルシアのそんなに怒る事でもないのに、唐突に怒りを爆発させる演技にはびっくり。あれではちょっとおかしな人ですよ。

2005/05/10

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