バッドボーイズ/BAD BOYS

Director:マイケル・ベイ
Cast:マーティン・ローレンス、ウィル・スミス、ティア・レオーニチェッキー・カリョジョー・パントリアーノ、マージ・ヘルゲンバーガー
マイアミ市警から1億ドル相当の押収したヘロインが盗難された。麻薬調査班を率いるハワード警部は、マーカスとマイクに事件の解決を命じる。


続編より面白いです。ありがちなストーリーですが、それを補っているのがマーティン・ローレンスとウィル・スミスの凸凹コンビ。名は体をあわらすじゃないけれど、一方はチビで顔デカ、一方は長身で小顔。二人の顔のサイズなんか遠近法を無視。どこまで離れてもマーティン・ローレンスの顔がちっちゃくならない。彼の顔は平均より大きいとは思うのだけれど、やっぱりウィル・スミスの顔がちっちゃ過ぎ。何頭身なんでしょうね。みてくれだけじゃなく性格もライフスタイルも正反対の彼らだが、事件に対する情熱は同じ。一緒にいて衝突しないわけがない。でも、なんだかんだと言いながらも仲が良いんですよね。男の友情ってやつですか。
私がマーティン・ローレンスを始めて認識したのは「ナッシング・トゥ・ルーズ」で、この時も長身のティム・ロビンスとコンビを組んでました。この映画では口だけ達者なマヌケな泥棒を演じているのですが、彼が演じるキャラって決まってるんですよね。コメディアンで芸風がああなのだから仕方がないのかもしれないですけど、食傷気味になって来る感は否めない。彼のマシンガン・トークを聞いているとエディ・マーフィと被ってしまって。今でこそ、クリス・タッカークリス・ロックなどマシンガン・トークのコメディアンが日本でも有名になってはいますけど、数年前まではエディ・マーフィだけでしたから。テレビで日本語吹き替えの「ビバリーヒルズ・コップ」を何度観た事か。
そんな彼のアク抜き役がウィル・スミス演じるマイク。彼がいるからマーティン・ローレンスのマシンガン・トークも鬱陶しくならない。相手の個性を潰さず、さらに良さを引き出す。これがマーティン・ローレンスだけ(ウィル・スミスだけでも)だったら、つまらない映画になってしまうのでしょうね。

2005/06/11

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