バットマン＆ロビン／Ｍｒ.フリーズの逆襲/BATMAN & ROBIN
Director：ジョエル・シューマカー
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、ジョージ・クルーニー、クリス・オドネル、ユマ・サーマン、アリシア・シルヴァーストーン、マイケル・ガフ、パット・ヒングル、エレ・マクファーソン
「バットマン」シリーズの第４弾。今回の敵はゴッサム・シティの氷漬けを企む、Ｍｒ．フリーズと、魔性の女ポイズン。そんな彼らに新たな仲間バットガールと共に立ち向かう。
昔、映画館で観た時も寝てしまいました。今回も、寝てしまいました。最初はＭｒ．フリーズとその部下が大暴れするテンポの良い映像が続くのですが、それが終わってからはどうも記憶がない。目が覚めるとエンドクレジット。映画館ではさすがに途中で目が覚めましたけど。なんでしょうね。アクション映画なので、眠気を誘う様な映像はない筈なのですが。
ストーリーは悪人VSバットマンで同じですが、大きく違うのは〝家族〟にスポットが当たっている所。いつの間にか、ロビンやバットガールも加わって大所帯。鼻っ柱の強いロビンは、認めてもらいたくてバットマンとぶつかり合ってばかり。そこに、アルフレッドの姪がやって来てと盛り沢山。盛り込みすぎで収集が付いてないです。
今回、バットマンを演じるのはジョージ・クルーニー。何を思ってこんな作品に出演しようと思ったのか。しかし、歴代のバットマンの中で一番男前。美女を連れていても様になる。バットスーツを着た姿も男前に見えてしまうのは、ジョージ・クルーニーマジックでしょうか。前作のヴァル・キルマーは演技に力が入り過ぎていた感がありましたが、ジョージ・クルーニーは気楽そのもの。手を抜いてるわけじゃなく、楽しんで演技をしている感じが伝わって来ます。その所為か今までのバットマンに比べると、己の人生を受け入れて心の闇が晴れた様な感じ。女性に対しては同じです。彼自身の私生活と変わらないですね。
Ｍｒ．フリーズ演じるのはアーノルド・シュワルツェネッガー。毎回メイクに３時間かかっただけあってこんな感じに仕上がってます。
眉毛がないと恐ろしく見えるのは世界共通。もともとはノーベル賞に輝く分子生物学の権威だったが、事故により氷のように冷酷になってしまったとの設定。動物スリッパを履いて葉巻を吸っているシーンのシュワちゃんは、こんな顔でも可愛かったですよ。
Ｍｒ．フリーズに手を貸すポイズン・アイビー演じるのはユマ・サーマン。セクシー路線全開でバットマンとロビンを誘惑するも、キャットウーマンの二番煎じの感が拭えないと思うのは私だけでしょうか。
2005/06/30
