ガーフィールド/GARFIELD: THE MOVIE
Director: ピーター・ヒューイット
Cast：ブレッキン・メイヤー、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット、スティーヴン・トボロウスキー、ビル・マーレイ、アラン・カミング、ニック・キャノン
1972年に新聞の連載漫画として登場して以来、世界中で一番有名なネコになったガーフィールドを3D−CGと実写の合成で映画化。太り気味の猫ガーフィールドは気ままでお気楽な毎日を送っていたが、飼い主ジョンが子犬のオーディを連れて帰って来た事により、今までの生活が一変する。犬嫌いの彼はオーディを家から追い出す計画を実行し、本当にオーディは行方不明になってしまう。責任を感じた彼はオーディを探す旅に出る。
暇つぶしにと思ってレンタルしたのですが、なかなか面白かったです。2回も観てしまいました。ガーフィールドがとっても愛らしい。性格は気まぐれで、うぬぼれやすく、皮肉屋と、どうも愛されなさそうな感じですが憎めないんですよね。本人は隙なく決めたつもりが、どこか抜けている。そんな彼が必死にオーディの救出に向うのだから応援せずにはいられない。
ガーフィールドの声はビル・マーレイが担当しているのですが、これがぴったり。「サタデー・ナイト・ライブ」出身なのでコメディセンスはもちろん、やる気なさげなトーンはガーフィールドそのもの。緻密な3D−CGの技術と、彼の声が命を吹き込みガーフィールドが誕生したわけですが、ビル・マーレイしかいないと彼にオファーをした製作のジョン・デイヴィスの決断も素晴らしい。
ガーフィールドの天敵オーディは本物の犬で、彼の訓練された演技は一見の価値ありです。CGIのガーフィールドとのシーンも違和感がなくてびっくりです。全てをCGIで製作するのではなく実写と融合させる事によって、ガーフィールドが更に際立つんですよね。
ファミリー向けの映画なのでストーリーはシンプルです。ストーリー重視の映画じゃないので、こんなものでしょう。でも、テンポよく進んで行きますので退屈しないと思います。
2005/07/04
