スタスキー＆ハッチ/STARSKY & HUTCH
Director：トッド・フィリップス
Cast：ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン、スヌープ・ドッグ、フレッド・ウィリアムソン、ヴィンス・ヴォーン、ジュリエット・ルイス、カーメン・エレクトラ、クリス・ペン、ポール・マイケル・グレイザー、デヴィッド・ソウル、ウィル・フェレル
1974年〜79年にTVで放送されていた「刑事スタスキー＆ハッチ」の映画化。カリフォルニアのベイ・シティで犯罪と戦う刑事を描いた作品。デビッド・スタスキー刑事は優秀だが融通が利かない性格で周囲から浮いていた。そんな彼がコンビを組まされたのは、彼とは正反対な性格のケン・ハッチンソン刑事だった。彼らは互いを疎ましく思いながらも、殺人事件の捜査を始める。
先にTVシリーズを観ようと思っていたのですが、いつもレンタル中で観る事が出来ませんでした。なので比較する事は出来ませんが、ベン・スティラーのネタも押さえ気味で、まとまった仕上がりになっていると思います。彼の映画って最初は笑えるんだけど、だんだん食傷気味になってくるんですよ。で、遂にはオーバーな演技が鼻に付いてきて、またかよ〜って思ってしまうのですが、この映画ではそんな事なかったです。ベンがコカインでぶっ飛んでクラブで踊るシーンも、やり過ぎる事がなく笑えました。その上、ベンの真面目な顔がドアップで映ると「ズーランダー [DVD]」の〝キメ顔〟を思い出してしまって、涙が出るほど笑ってしまった。
見所は、なんと言っても彼らの巻き起こす騒動。彼らに取っては騒動ではなく〝捜査〟なのでしょうけど、熱心なあまり脱線してしまって大変な事に。ありがちなストーリーも、彼らの個性でこんなにも魅力的に映るのですから不思議ですよね。いつもは、ベン・ステイラーより目立たないオーウェン・ウィルソンも今回は活躍してまた。
脇役も豪華です。情報屋を演じるのはギャングスタラッパのスヌープ・ドッグ。名前ぐらいしか知らなくて、検索していたらこのサイトに行き着き読みふけってしまいました。先ほどのサイトはスヌープ・ドッグではなく、東西ラップ抗争に関わった為に射殺されたトゥパックのサイトですが、書かれている内容が壮絶。それはさて置き、スヌープ・ドッグの服のセンスがとても変。
彼の狙いがわからないですよ。これは、おされなのですか？いくら毛皮が高いったって、こんな毛皮を買う気がしれん。これが70年代ファッションだと言われると、反論出来ないですが。
そして、あのeBayオークションで話題になったカーメン・エレクトラも出てます。彼女とのデートは日本円にして約4,000万円強。凄すぎだわ。
2005/07/06
