隣のリッチマン/ENVY

Director:バリー・レヴィンソン
Cast:ベン・スティラージャック・ブラックレイチェル・ワイズエイミー・ポーラークリストファー・ウォーケン
アメリカを代表するコメディアンのベン・スティラージャック・ブラックが共演したコメディ。

ニックとティムは同じ勤務先で働き家も隣同士の親友。ある日、ニックがペットのフンを消してしまうスプレーを発明し、大金持ちになった。ニックの投資を一笑に付したティムは後悔するが、時既に遅し。それが原因で妻と子供は家を出て行き、ストレスから職場の上司に楯突き首になってしまう。

このスプレー、私も欲しいです。フンが瞬時に消えるんですよ。便利じゃないですか。犬の散歩に、スコップとティッシュとフン取り袋を持って行かなくって良いなんて。なんて画期的な発明なんでしょうか。誰か本当に発明してくれないかな。
元々、レイチェル・ワイズの名前を発見したのでレンタルしただけなのですが、あまり出てなかったです。彼女って「ハムナプトラ」以降、出演作品に恵まれてないですよね。
ティムを演じるのはベン・スティラー。今回は押さえた演技で良い感じでした。同じコメディアンのジャック・ブラックが居た所為でしょうかね。いつもの、アメリカ〜ンな笑いは少ないので、楽しく観る事が出来ました。一方、ニックを演じるのはジャック・ブラック。彼等って同系列のコメディアンと思っていたのですが、そんな事ないんですね。考えたらベン・スティラーはマッチョで男前(背はちっちゃいけど)だけど、ジャック・ブラックは正反対。そりゃ、方向性も違ってくるわ。たぶん私は、彼らの体を張った大仰な演技を観て同じだと思ったんでしょうね。関係ないですけど、ジャック・ブラックの真面目な顔を観ると笑ってしまいます。どうも彼の両端が上がった〝パタリロ口〟に原因があるような。私だけかも知れないですが。
ストーリーはいたってシンプルです。この手のコメディは、ストーリーに凝る必要もないですしね。そして、シンプルなストーリーを盛り上げているのがクリストファー・ウォーケン。何故にこの映画に出演したのかは謎ですが、彼がいる事によってシーンが締まって見えます。主役よりも脇役の方が向いている、そんな稀有な俳優です。

2005/07/08

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