アタック・ナンバーハーフ/SATREE-LEX/THE IRON LADIES

Director:ヨンユット・トンコントーン
Cast:チャイチャーン・ニムプーンサワット、サハーパープ・ウィーラカーミン、ゴッゴーン・ベンジャーティグーン、エカーチャイ・ブーラナパーニット、ジェッダーポーン・ポンディー
オカマのバレーボール選手達が国体を目指す実話に基づいたコメディ。タイのライバーン県代表のバレーボールチームに就任したビー監督は、選手の選抜をするがオカマのジュンとモンが選ばれてしまう。それに怒った選手達は辞めてしまう。大会も近いので、仕方なくバレーが出来るオカマの友達を誘い、たった一人残ったチャイ意外は全員がオカマのチームが誕生してしまった。


タイで記録的なヒットを飛ばしたスポ魂映画。ストーリーはお決まりですが、楽しめますよ。彼らはバレーの経験がなく特訓をしたらしく、ラストは本気で試合をしたとか。確かになかなかのものでした。実話だったってのも驚きですが、それ以上に私が驚いたのは上の画像の女性が本物のオカマだって事。すごく綺麗なんですよ。顔もそうだけどスタイルもいいですし。この人はゴッゴーン・ベンジャーティグーンと言って、この映画がきっかけでタイでは女優として活躍しているらしいです。どっから見ても男とは思えない。その他の人達はオカマではなく、毛剃りが一番嫌だったと言ってました。女の私でも面倒ですから。(永久脱毛を夢見ていたのですが、肌が弱いためにダメでした。そんな私にソイエはとっても便利です)
学生の頃、ゼミの先生(ゲイに違いないとみんな言っていた)に連れられてゲイバー行った事があって、そこにいるゲイの方はすごく綺麗でした。で、ある一人のゲイの方に「あなた達は女に生まれてきたんだから、もっと自分を磨いておされしないとダメ。女の子はおされして恋をして輝くのよ!」と説教された事がありました。それはさて置き、タイではそれらしき人が歩いているのを良く目にしたので、日本よりは偏見が少ないのかなと思ってましたがそんな事もないんですね。どう生きようと己の勝手だと思うのですが。あくまでもコメディに重きを置いているので、偏見や差別などの事はそんなに触れてなかったです。ヒットした理由もその辺にあるんでしょうね。最初は〝なんじゃあのかっこうは〟とか思っていたのですが、最後は彼らを応援している自分がいました。

2005/07/13

アタック・ナンバーハーフ ワン・ツーBOX [DVD]