ヘルボーイ/HELLBOY

ネタばれ注意!ネタばれ部分は伏字になってます。

Director:ギレルモ・デル・トロ
Cast:ロン・パールマンジョン・ハートセルマ・ブレア、ルパート・エヴァンス、カレル・ローデン、ジェフリー・タンバー、ダグ・ジョーンズコーリイ・ジョンソン、アンガス・マッキネス、サンティアゴ・セグーラ、ビディ・ホドソン
舞台は第二次世界大戦末期。ナチスラスプーチンと組んで起死回生を狙っていた。その計画は異界から邪神を召喚するもので、実行に移され様とした矢先にアメリカ軍が襲撃した事によって失敗に終わり、真っ赤な異形の生き物が異界から出てきた。彼は〝ヘルボーイ〟と名付けられ、超常現象研究家のブルーム教授のもとで育てられる。


原作のコミックを読んだ事がない上に内容も知らずに観たのですが、こんなヒーローもいるんですね。今までのアメコミのヒーローって言えば「バットマン」「スパイダーマン」の様に人間が特殊能力を授かったり、訓練や道具によって超人的能力を発揮するものが主流だったが、このヘルボーイは基本が異界の生き物で人間じゃない。その上、前者は己のあり方や生き方に疑問や葛藤を抱き、苦悶しながらも正義の為に戦う姿が見せ場であった訳ですが、ヘルボーイはそうじゃない。人間と違う自分の姿にコンプレックスは抱いているものの、達観した感があります。あるがままに受入てる様な。もともとがならず者キャラなので、そんな事で悩んでいるのを知られる方が恥ずかしいんでしょうね。最初はひきましたが、だんだんとかっこ良く見えて来るから不思議です。完全無欠のヒーローよりも、こんなヒーローの方が好きですね。
ストーリーですが、深みはなくどこまでもお気楽モードでした。キャラクターにしても、ヘルボーイ以外は適当に作った感じです。敵にしても存在感があまりないですしね。ヘルボーイを際立たせる為だと言うならば、それは成功でしょうけど作品としてインパクトに欠けます。ラスボスも意味不明なビジュアル。それにしても、ラスボスよりも途中で出て来た怪物の方がよっぽど強かったですよ。ラストはラスプーチンが消えて終わりで良いじゃない。わざわざ彼の腹から得体の知れん妖怪出さなくてもね。その上ラスボスが、よわっちいんだったら意味ないでしょ
ヘルボーイを演じているのはロン・パールマン。下の人です。
 
ヘルボーイの方が男前に見えるのは私だけでしょうか。

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