パスポート to パリ/Passport to Paris
Director：アラン・メッター
Cast：アシュレー・オルセン、メアリー=ケイト・オルセン、ピーター・ホワイト、マット・ウィンストン、イヴォンヌ・スキオ、イーサン・ペック、ブロッカー・ウェイ
オルセン姉妹主演のラブコメディ。パリに住む祖父を訪ねて来たメラニーとアリソン姉妹は休暇を楽しみにしていた。しかし、フランス駐在のアメリカ大使である祖父は多忙で、部下に孫達の面倒を見るように言い渡した。
子供向けラブコメディです。主演がオルセン姉妹だから年齢層も低くなるのはしょうがないですね。舞台がパリなのでオールパリロケだったらしいですが、その割にはしょぼい感じがしました。エッフェル塔のライトアップはきれいでしたが、その他の名所はスポットを当て過ぎで観光案内の様でした。でも、彼女達がルーブル美術館を訪れるシーンは斬新でしたよ。ルーブルでの撮影許可が下りないのは当然の事で、それを逆手に取った様な撮影方法で上手く彼女達の心の中を表現していましたよ。ただ、そのシーンは安っぽい感じなんですよね。
で、キツイのはとにかく彼女達の演技です。カメラ慣れしている筈なのに、ぼさ〜っと突っ立ってるだけだったり、間合いを取れなかったりと自然じゃないんですよね。当時、彼女達は14歳で子供にそこまで求めるのは酷かもしれませんが、どうしてもダコタ・ファニングちゃんと比較してしまい、彼女はやっぱり天才子役だと思ってしまいます。ダコタちゃんと違って、彼女達は〝オルセン姉妹〟それ自体がブランドになってしまっているので、許されるんでしょうね。確かに可愛らしいですし。
ストーリーは何処までもお子様対象。「ローマの休日」のパリ版って感じです。オルセン姉妹ファンなら大人でも楽しめるんじゃないでしょうか。
2005/08/02
