ラスト・ショット/THE LAST SHOT

Director:ジェフ・ナサンソン
Cast:マシュー・ブロデリックアレック・ボールドウィントニー・コレットトニー・シャルーブキャリスタ・フロックハート、ティム・ブレイク・ネルソン、バック・ヘンリーレイ・リオッタジョーン・キューザックエリック・ロバーツ
実話を基にしたクライムコメディ。ギャングを逮捕する為にFBIが囮捜査を決行するのだが、その計画は偽プロデューサーになり映画を作製する事だった。その為にハリウッドのプロデューサーになりすましたFBI捜査官のジョーは、何も知らない監督を雇い映画作製に乗り出したのだが・・・。


オープニングのキャスト紹介の映像がとってもおされでした。かなり手が込んでいて見入ってしまいました。日本未公開の映画ですが、面白かったです。驚いたのは実話を基にしてるって事。
DVDの特典映像として、実際に元FBIの当事者と彼に騙された脚本家が語っているシーンがあり興味深かったです。脚本家は〝予算が足りなくなったから中止だ〟と言われ、納得していたそうです。で、数年後に囮捜査の記事が新聞にすっぱ抜かれ、自分達の名前もあったので、初めて事実を知ったらしいです。キツイですよね。人間不信に陥りそう。しかし、国家予算を使って本当にこんな囮捜査をするとは・・・。
そのちょっとマヌケな脚本家を演じるのはマシュー・ブロデリックこれでも書きましたが、彼は童顔。だからヒゲを生やして大人の男にみせたいんでしょうけども、失敗ですよ。なんだか胡散臭さ爆発。似合ってないし。それはさて置き、役柄は彼に合ってたんじゃないでしょうか。可もなく不可もなくですね。
FBI捜査官を演じるのはアレック・ボールドウィンなんですが、このキャストもふ〜んって感じ。だって彼の兄役がレイ・リオッタなんですよ。何故にレイ・リオッタにFBI捜査官役をやらせなかったのか。もったいない。アレック・ボールドウィンなんか比じゃない位の俳優なのに。ミスキャストだわ。しつこいですが、レイ・リオッタが主役だったらもっと締まりがあったと思うんですよね。残念。
元々は「アリーmyラブ」のキャリスタ・フロックハートが出演していたので観たのですが、彼女は女優を目指してるけど恐らく無理じゃないかなって感じのキレまくり女の役どころでした。犬の鳴き声に我慢出来ずに、鳴き止まぬなら殺してしまえホトトギスですよ。「アリーmyラブ」の時もかなりプッツンだったので、全然違和感がないんですよね。「彼女を見ればわかること」では静かな役柄で、それはそれで似合っていたのですが。アリー以降はあまり活躍していないみたいですね。話題になるのはハリソン爺との事だけだし。
キャリスタと養子のLiam君。愛らしいですね。

もっとちっちゃい時はこんな感じ。とっても色白。

奥様は魔女」のエリザベス・モンゴメリーの様にならずに、これからも頑張って欲しいですね。

2005/11/23

ラスト・ショット [DVD]