コントロール/CONTROL
Director：ティム・ハンター
Cast：レイ・リオッタ、ウィレム・デフォー、ミシェル・ロドリゲス、スティーヴン・レイ、キャスリーン・ロバートソン
死刑囚がある薬の人体実験と引き換えに死刑を免れた。その実験とは〝アナグレス〟と呼ばれる薬で、人間の怒りを抑圧し犯してしまった罪に対する後悔の念を増幅させる効果があった。その薬によって次第に落ち着きを取り戻したリー・レイは、実社会で生活を始める事になった。
レイ・リオッタとウィレム・デフォーが共演ですよ。観ない訳にはいかないでしょ。とか言いながらも、日本未公開だと思っていたのですが。（観ない訳にはいかないと言ってるわりにはどうでも良かったんでしょうかね？私は）どうやら公開していたようです。知らなかった。
で、結論から言うとですね、ウィレム・デフォーが普通過ぎでした。いつもの様な悪役じゃない上に、良い人なんですよ。ウィレム・デフォーが善人なんて。善人だけならまだしも、普通役だなんて。キャラクターも全く個性的じゃなかったです。そうなると髪型まで普通に見えてくるから不思議ですよ。
それに比べてレイ・リオッタの個性的な事。キャラクターもそうですが、善悪の役作りが素晴らしい。いい味出してましたよ。
ストーリーは「時計じかけのオレンジ [DVD]」に良く似ていました。ありきたりな感じで、目新しいシーンもなくって感じでしたよ。あの作品の程のインパクトも無かったな。ラストがどうのこうのとパッケージには書いてあった様な気がしますが、驚く様なラストでもなかったです。大抵こんな事が書いてあるラストってつまらないと分かってるんですが、微妙に期待してしまうんですよね。
テンポ良く進んでは行くのですが、薬の効き方が早すぎるんじゃないかと思いました。いくら薬の効果だと言え、あんなに簡単に人格が豹変するものなんでしょうかね。私としては愛だのアクションは要らないので、その辺りをもっとじっくりと描いて欲しかったですね。
2005/12/03
